今回は、VBAで実際に数値を扱ったり、細かい設定をしたり、、というときに必要な項目の「引数(ひきすう)」について説明します。
なんだか聞きなれない単語で、しかも似たような響きの用語に「変数(へんすう)」というものがありますが、まったく別のものです。
今回学習する「引数」は、プログラムを作成するうえで必須用語ですので、今回ばかりは覚えてくださいね(笑)
VBA用語:引数(ひきすう)
引数(ひきすう)とは、オブジェクト(セルとかワークシートとか)に対してどんな処理を実施するかを詳細を設定するための値です。
具体的には、
例えば、「現在のブックに新規シートを追加する」という処理をするとします。
その際に、単に「新規シートを追加する」だけですと、シートを追加するのはいいけど「ブックのどこに追加するの?」ということになります。
追加する新規シートの位置は、現在のシートの後ろ? 前? それとも真ん中? どこに追加するのかわかりません。
それに加え、「追加する新規シートの数は?」ということもわかりません。
新規シートの数は1つ? 2つ? それとも3つ?いったいいくつなのかわかりません。
それを設定するのが、「引数」というものになります。
その設定が「引数」と呼ばれる部分になります。
つまり、追加する新規シートについて、
- 追加位置は、現在のシートの後ろ
- 追加する数は2枚
という詳細を設定するのが「引数」になります。
引数のコード例
以上のことをVBAコードで表すと、次のとおりです。
Worksheets.Add After:= worksheets(1), Count:=2
日本語訳:新規ワークシートを、ワークシート1の後ろに、2つ追加する。
上記コードの引数にあたる部分は、
- After:= worksheets(1) ・・・ ワークシート1の後ろ
- Count:=2 ・・・ 2つ
になります。
引数の書き方は、上の書き方以外にも数種類ありますが、一度にお伝えしても頭がこんがらがってしまうおそれがありますので、今回は1つの例だけ解説するだけにします。
ですが、引数がどのような役割なのかを知っていれば、自然に使えるようになりますので、安心してくださね。
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