今回は、特定のセルの色を変えたり、ワークシートを削除したりする「プロパティ」、「めメソッド」について説明します。
VBAではセルやワークシートなどに対していろいろな「操作をする」ことができます。
「操作をする」ということについて、Excel VBAでは、操作の種類によって用語(プロパティとかメソッドとか・・・)が定められていますが、最初のうちは頑張って覚える必要はありません。
というか、知らなくてもある程度のコードが書けて初心者のうちは困りません(筆者がそうでした(笑))。
ですが、なんとなく知っているだけでも今後の学習が有利になるので、説明していきます。
VBA用語:プロパティ
プロパティとは、オブジェクト(セルとかワークシートとかのこと)の状態を取得したり、設定したりするときに使用します。
「ワークシートの名前を取得する」、「特定のセルの色を黄色に設定する」など、今あるオブジェクトの状態の取得や設定の操作を「プロパティ」と言います。
例
Worksheets(1).Name
左から1番目のワークシートの名前を取得する。
Range(”B3”).Font.Color=RGB(255,0,0)
セルB3の文字の色を赤に設定する。
RGBは、「レッド、グリーン、ブルー」を表していて、
ちなみに、プロパティを日本語に訳すと、「物体の特性・特質のこと」です。
VBA用語:メソッド
メソッドは、オブジェクト(セルとかワークシートとかのこと)に対して、何らかの処理を実施するときに使用します。
「ワークシートを追加する」、「ワークシートを削除する」 など、今あるオブジェクトに処理を実施する操作を「メソッド」と言います。
例
Worksheets(1).Delete
左から1番目のワークシートを削除する。
Worksheets.Add
ワークシートを追加する。
ちなみに、メソッドを日本語に訳すと、「 方法、方式のこと」です。
今回、「プロパティ」、「メソッド」について説明しました。
「プロパティ」も「メソッド」もVBAの用語として、とても重要なワードです。
ですが、最初は理解できなくても、VBAのコードを書くことができますので、今回きちんと理解しなくても安心して次回からの学習を進めてくださいね☆
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