VBAでは単独のセルを指定できるのはもちろんのこと、行全体や列全体、飛び飛びのセルの指定も指定できます。
今回は、セルの指定方法について徹底的に解説します。
セルを指定する : Range(“セル番号”)
特定のセルを指定するには、
Range(“セル番号”)
というように記述します。
例えば、セルA3を指定する場合は、
Range(“A3”)
と記述します。
セル番号は、「”」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
複数のセルの選択(飛び飛びのセル)
飛び飛びになっている複数のセルを指定する場合のVBAの書き方です。
Excelの、Ctrlキーを押しながらセルを選択する場合のVBA版です。
A3セルとD4セルを選択する場合の書き方です。
Range(“A3 , D4”)
Range(“セル番号 , セル番号”)
選択したいセル番号を、「,」(カンマ)で区切って羅列して、それらを「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
カンマで区切れば2つ以上のセルを記述できます。
複数のセルの選択(四角い範囲で選択)
複数のセルを四角く範囲選択する場合のVBAの書き方です。
Excelで、マウスでセルを囲んで選択する方法のVBA版です。
「:」コロンを使う書き方
A4セルが始点で、D6セルが終点の四角く囲んで選択した場合です。
Range(“A4:D6”)
Range(“始点セル:終点セル”)
四角く囲みたいセルの始点と終点の間に「:」(コロン)を入れ、全体を「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
次に記載しているカンマを使う方法と同様の動作をします。
「,」カンマを使う書き方
A4セルが始点で、D6セルが終点の四角く囲んで選択した場合です。
Range(“A4″,”D6”)
Range(“始点セル” , “終点セル”)
始点セルと終点セルをそれぞれ「”」で囲み、「,」で区切る書き方です。
上に記載したコロンを使う方法と同様の動作をします。
列全体の選択
B列全体を選択するVBAの書き方です。
Range(“B:B”)
Range(“列番号 : 列番号”)
このように選択したい列番号を書きます。
複数の列を選択したい場合、例えばB列、D列、F列を選択したい場合は、
Range(“B:B”,”D:D”,”F:F”)
のように記述します。
行全体の選択
3行目全体を選択するVBAの書き方です。
Range(“3 : 3”)
Range(“行番号 : 行番号”)
このように選択したい行番号を書きます。
複数の行を選択したい場合、例えば3行目、5行目、7行目を選択したい場合は、
Range(“3:3″,”5:5″,”7:7”)
のように記述します。
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