Excel VBAを始めて最初に悩むのが「.」(ピリオド)の使い方だと思います。
「.」(ピリオド)について調べても、意外となかなか納得のいくサイトにたどりつかないのが実情です。
今回は、「.」(ピリオド)の使い方についてまとめました。
「.」(ピリオド)は「~の」という意味で使う
結論から説明します。
「.」(ピリオド)は、
「〇〇 の △△」 という「 ~の 」という意味で使います。
例えば、
Worksheets(1).Name
日本語に訳すと、「ワークシート1番の名前」となります。
そうです! ピリオドは、「〇〇 の △△」 、つまり「 ~の 」という意味で使うのです。
VBA的に言うと、ピリオドはオブジェクト式で使用する
以上のことをExcel VBA的に言うと、「ピリオドはオブジェクト式で使用する」となります。
はい、解説していきます。
「オブジェクト式」とは、Excelを操作する構文です。
参考:Excel VBA入門 その7:VBAの用語の説明(1)オブジェクト、コレクション、メンバ
たとえば、ワークシートの名前を取得したり、セルに値を代入したり、ワークシートを挿入したり、ブックを開いたり・・・などなど。
「オブジェクト」とは、 ワークシートやセルなどの、処理(操作)の対象のことです。
オブジェクト式では、操作の対象(オブジェクト)が階層構造で表されます。
具体的には、
Application.Workbook.Worksheet.Range
日本語訳:アプリケーション の ブック の ワークシート の セル
というような階層構造になっています。
階層構造の記述は、VBAでは特に重要なことで、複数のブックのセルを操作するときに、どのブックのセルを操作するのか明確にする必要があります。
その際に、階層構造を利用すれば、どのセルを操作するのか明確に指定することができます。
階層構造について、VBAコードの例を示すと、
Workbooks(“売上.xlsx”).Worksheets(“金沢店”).Range(“A1”)
日本語訳: 「売上」ブック の 「金沢店」 の セル 「A1」
というようになります。
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